「………ううん、多分私の気のせい」
「奈緒がそう言うから気になるやん、言ってよお願いやから」
あかねは拝むように手を合わせてお願いをし、奈緒は断る事が出来ない。
「………わかった。るいちゃんが持ってきた手紙、誰が書いたかわかる?」
「何言うとんの?もちろん私が………」
そう言いながらあかねは手紙を見たが、その字はあかねのいつも書く字とは全く違う。
「ウチの字ちゃうかも………しれへん」
「私やるいちゃんのでもないよ………」
奈緒はそれ以上言いたくないみたいで、顔を下に伏せていた。
「奈緒、それってあかねちゃんが10年前に書いたやつでしょう?なら、今と違うのは当然じゃん」
「るいちゃん……それはないよ」
奈緒は重い口をゆっくり開く。しかし、すぐにその口を閉じた。
「奈緒がそう言うから気になるやん、言ってよお願いやから」
あかねは拝むように手を合わせてお願いをし、奈緒は断る事が出来ない。
「………わかった。るいちゃんが持ってきた手紙、誰が書いたかわかる?」
「何言うとんの?もちろん私が………」
そう言いながらあかねは手紙を見たが、その字はあかねのいつも書く字とは全く違う。
「ウチの字ちゃうかも………しれへん」
「私やるいちゃんのでもないよ………」
奈緒はそれ以上言いたくないみたいで、顔を下に伏せていた。
「奈緒、それってあかねちゃんが10年前に書いたやつでしょう?なら、今と違うのは当然じゃん」
「るいちゃん……それはないよ」
奈緒は重い口をゆっくり開く。しかし、すぐにその口を閉じた。