「あかねちゃん、見てないで助けてよ」

「何か放置した方がオモロそうやん」

「なら警察呼んで!」

「ウチ、ケイサツさんって人の番号知らんわ〜」

「もうコレは軽い、いや重大な嫌がらせだから」

「まあまあまあ、もうちょい見させて」

「そんな事言わ…………………」


 るいが言い終わる前に奈緒はるいを抱きつき、何とか逃れようとバタバタするが、上手く身動きが取る事が出来ない。


「奈緒スペシャル愛のハグ〜〜〜」

「な、奈緒にも教える、教えるから離してーーーー」

「もう少し……………、もう少しだけ…………」

「キモさとウザさでコワいんですけど…………」

「痛くしないから……………」

「あかねちゃん、110、110にれんら……」


 だがそんな言葉に耳を貸す事をしないあかねは、笑いが止まらないようでニヤニヤ状態。