「るいちゃん………、また明日ね」

「うん、また明日会おうね」


 そう告げた奈緒は後ろを振り向くと有名なCMの曲を口ずさみ、るいはそれを静かに見送る。

 奈緒の後ろ姿を見送るるいは、何とも言えない嬉しい恥ずかしさを感じ、雲で少し隠れた空を星を見上げて、それをごまかさすのであった………。