そして分かれ道、先に家の近くに着いたるいは何も言わずに家に入ろうとした。
しかし、奈緒は無言でるいの制服を掴んで家に入らせないようにし、るいは何度かそれを払いのけたが、すぐにまた掴む。
るいは何も言わずに制服を引っ張るが、奈緒はその掴んだ制服を離そうとせず、るいはどうしたらいいかわからない。
「ちょっと……服伸びちゃうでしょう?」
「・・・・・」
「ウ………奈緒離して………早く!!」
「・・・・・」
「・・・・・」
だが、奈緒はるいの制服を離そうとはせず、るいもそれ以上強く言いたくないのか、押し黙った。
「いい加減にしないと本当に怒るよ!!」
「・・・・・」
奈緒は力無くるいの制服を離し、るいはその離れていく手から寂しさを感じたのか、自身の手をギュッと握った。
しかし、奈緒は無言でるいの制服を掴んで家に入らせないようにし、るいは何度かそれを払いのけたが、すぐにまた掴む。
るいは何も言わずに制服を引っ張るが、奈緒はその掴んだ制服を離そうとせず、るいはどうしたらいいかわからない。
「ちょっと……服伸びちゃうでしょう?」
「・・・・・」
「ウ………奈緒離して………早く!!」
「・・・・・」
「・・・・・」
だが、奈緒はるいの制服を離そうとはせず、るいもそれ以上強く言いたくないのか、押し黙った。
「いい加減にしないと本当に怒るよ!!」
「・・・・・」
奈緒は力無くるいの制服を離し、るいはその離れていく手から寂しさを感じたのか、自身の手をギュッと握った。