「あかねちゃん、しばらくこっちに戻れないって事?」

「あ、奈緒復活したん?」

「うん!…………ってそんな事はどうでもいいって!それより京都の話しって何?」

「オトンが言うには、店継がすためにも経験を積ませない言うてな」

「でも、あかねちゃん家でやればいいんじゃない?」

「オトン人にもの教えるの苦手やから、それなら若い頃お世話になったのお師匠さんに預けるって」

「そうか………………、なら早く見つけないとね……………」


 そうは言うが、すでにありそうなところはシラミつぶしに捜していたため、三人はどこを捜せばいいかわからない。

 三人はあ〜でもないこうでもないと麻理が隠しそうな場所を色々あげるが、どこも捜し終わった場所ばかり。

 辺りは夕方でカラスの鳴き声が外から聞こえ、勤はまだお茶うけを捜しに没頭。