「おまたせー!?」

「あ、ありがとうるいちゃん。ゴメンね」

「いいよ気にしないで〜」


 るいは悪巧みがバレないよう表情に出さないよう笑うのをガマン。

 そして、例のミックスしたジュースの奈緒の前に置き、更に一緒に持ってきたシロップをさりげなく横に。

 奈緒がジュースを一口、るいは何かしらのリアクションを期待したが何にもない。


「美味しいー」

「・・・・・」

「どうしたのるいちゃん?」

「別に…………」

「ふぅー、大分落ち着いた。ねえ…………スイーツ何する?」

「合格祝い?なら1番高いやつね!」

「割り勘だよワリカン。でも、それじゃあ合格祝いにならないから、口うつ………」

「何?私を早死にさせる気?」


 るいはファミレスにある店員を呼ぶボタンを押しながらそう告げ、奈緒が次を言う前に店員が二人の前へ。