話すことが出来ない奈緒に対し、るいはしばらく様子を見て待つことにした。

 それから少しすると、店のウェートレスが二人が座っている席の前へ。

 奈緒はまだ答える事が出来ないため、奈緒のも含めるいが代わりに注文。

 注文を聞いたウェートレスはその場を去る頃には大分落ち着いてた。が、まだ体力が完全には戻っていない。


「………何か持ってくるね」

「う、うん……………」


 席を立ったるいは店のレジ横にあるドリンクバーコーナーへ。

 ドリンクコーナーにはジュースやコーヒー、紅茶などのほか季節限定と書かれたジュースなどがあった。

 が、るいはいつも飲みジュースを選択し、奈緒のジュースは店にあるジュースをめちゃくちゃにミックス。

 それだけでは飽き足らず、更にコーヒーに入れるシロップを大量に投入し、奈緒のいる席に戻った。