「穴に落ちたら電話出来へんよ。奈緒アホやな」

「ひどいー、私たち心配して走って来たんだよ」

「ゴメンゴメン。それよりも……………、ちょっとお願いが……………」


 あかねは机の上にあったあるモノを取りそれを見せる。それを見た三人は呆れ顔。


「頼むわ〜夏休みの宿題手伝って〜」


 るい・奈緒・麻理は何も言わない。


「昨日な、めっちゃ遅く帰ったやん?それでオトンに怒られてん」


 るい・奈緒・麻理は何も言わない。


「それと夏休みの宿題を全然やってへんのバレてもうてん。終わるまで家出さへん〜〜〜って言われてんけど………」


 るい・奈緒・麻理は何も言わない。


「こんな量やってたら夏休み終わってしまうやん?そんなんウチ絶対イヤやー。夏休みは外で遊びたい」


 るい・奈緒・麻理は何も言わない。