しばらく時間が経ち、麻理も先ほどのあかねのように寝転び、勉強を中断。

 それにつられるかのように奈緒もマネをするし、寝転がりながら背筋を伸ばした。


「う〜ん休憩……………るいも麻理ちゃんみたいに休憩したら?」

「…………………うん」


 唯一宿題を続けていたるいも手を休める。が、るいは恥ずかしいのか寝転る事はなく、座ったままモジモジしていた。


「麻理ちゃん、勤君をあかねちゃんに任していいの?」

「いいんじゃない?」

「いいって……………」

「勤は人見知りするから、あかねちゃんすぐ飽きて戻ってくると思うよ」

「そう?でも、あれから何時間も経っているよ?」

「え?」


 三人は部屋にある時計を確認。時間はあれからかなり過ぎており、少しした後、部屋にあった振り子時計の音が鳴る。