るいと奈緒も同じ様にふざけあっており、特に奈緒は笑顔だった。


「るいちゃんとようやく愛し合える時間が出来たと思…………」

「いや、ちょっと本当にやめてください。恐怖感じるんですけど」

「もうガマンしまくって欲求不満だったんだよ〜!」

「………ハアー、トラウマ決定………」

「1番の思い出にしようね〜」


 全然噛み合わない二人の会話。それを少し離れた所で、あの人がニヤニヤしている。


「二人ともまだアホしとん?」

「あかねちゃん〜、聞いて聞いて。私とるいちゃんとでお泊りするんだけ………」

「はいはい、トラウマ製造まっしーぃんがるいにトラウマをプレゼントするんやな」


 るいはあかねの手を掴み、助けを求めたが、あかねはどうする事も出来ないので振り払って拒否。

 奈緒は馴れ馴れしくあかねの手を掴んだ事に軽く嫉妬していた。