それに気付いたるいは慌てて参考書をカバンから出し、机に向かって勉強に。
「そんなに慌てなくて…………」
るいは奈緒の話を聞くこともなく勉強を続ける。奈緒は勉強のジャマにならないようカバンから一冊の本を取り出し、静かに過ごす。
時間は1時間、2時間と過ぎていき、その間、るいがノートにペンを走らせる音と暖房機の音、それと時計の針が動く音以外聞こえない。
奈緒は勉強中のるいを温かく身守る。ふと何気なしに時計を見ると結構時間が経っていた事に気付いた。
「もうこんな時間か……、るいちゃん、私………」
奈緒はるいの勉強のジャマにならないように何も告げず、代わりに持っていた手の平サイズのメモ帳を破る。
そして、そのメモの紙に何かを書き、まだしまっていないクマのぬいぐるみに持たせて部屋を後にした。
「そんなに慌てなくて…………」
るいは奈緒の話を聞くこともなく勉強を続ける。奈緒は勉強のジャマにならないようカバンから一冊の本を取り出し、静かに過ごす。
時間は1時間、2時間と過ぎていき、その間、るいがノートにペンを走らせる音と暖房機の音、それと時計の針が動く音以外聞こえない。
奈緒は勉強中のるいを温かく身守る。ふと何気なしに時計を見ると結構時間が経っていた事に気付いた。
「もうこんな時間か……、るいちゃん、私………」
奈緒はるいの勉強のジャマにならないように何も告げず、代わりに持っていた手の平サイズのメモ帳を破る。
そして、そのメモの紙に何かを書き、まだしまっていないクマのぬいぐるみに持たせて部屋を後にした。