「さきちゃん、今日天気良くて、良かったあ!」



弘人はそう言ってにこっとわらう。
綺麗に磨かれた乳歯がきらっと光る。



「そうだねー、ひろくんお利口さんにしてた?」


「うん、僕さきちゃんと遊園地行きたいからお利口さんにしてたよ!ご飯も残さなかったし、お片付けもしたし、順番こだって出来たよ!先生に褒められちゃった!」



「おー!すごいじゃん!今日はいっぱいいっぱい遊ぼうね!」



「うん!」




そんな会話をしながら、手を繋いで道を歩く。



周りからはどう見えるのだろう。


親子?兄弟?
まあ、どちらでもいいが。