放課後になるとすぐ、 加那が駆け寄ってきた。 「実依子、放課後になったよ♪」 「はいはい、ちゃんと話すよ。」 そこで、最近学校の近くにできたカフェの 割引券を持ってることを思い出した。 「ねぇ加那、 新しくできたカフェ 行かない? 割引券 持ってるんだ~♪」 もちろん加那は 「行く行く~♪」 割引券は高校生の味方だもんね! カフェに着くまで私たちは、 いつもと変わらない、他愛のない話をした。