数日後お見合いの日にちが決まりビックリした
なぜならその日は終業式だからだ…
「和兄、迎えはどうする?その日は帰りが早いぞ!」
「魁、何とかならないか」
「黙っていればいいんじゃない?」
俺は汚い!和兄が瑠衣に嫌われてるようなことをさせようとしている
「いっそ瑠衣に嫌われたら楽なのになぁ~」
和兄はエスパーか?
「ごめん。」
「何で謝るんだ」
「俺、和兄が瑠衣に嫌われればいいと思った」
「じゃあ、瑠衣に嫌われよう作戦だ」
「なんだそれ?」
「俺と魁で、瑠衣が俺のこと嫌いになって魁を好きになるようにする」
願ってもないチャンスだけど、それで瑠衣が傷つくのはいやだ
「俺を想ったまま別れるより嫌いになって別れたほうがらくじゃないか?なぁっ」
「うん…」
それしか方法がないならそうしよ
こうして俺たちの作戦は始まった