～数ヶ月後～



あれから毎日甘い言葉をかけたり、ダイエットに付き合ったりしているが俺に無関心だ



そんなある日、久しぶりに帰って来た親父に呼ばれた


リビングに行くとお袋と吉井もいた



「なんだよ」



「今から大事な話をするから座りなさい」



「おう」


「私ももうそんなに若くない、重役たちからは早く跡取りを決めろと言われる、だからそろそろな」


「決めるって俺でいいじゃん」


「そうもいかないんだよ」



「なんでだよ意味わかんねぇ」


「吉井くんはお前の異父兄弟なんだ」


えっ？吉井が兄貴？


「中学生の魁には大変だから和久くんに跡取りになってもらう。そして社長令嬢とお見合いして、気に入れば結婚してもらう」



瑠衣はどうなるんだ？


「僕は構いません」



「魁は？」



「俺も別にいいけど」


「じゃあ決まりだ、私は仕事があるから行かなくてはならないから」



吉井は本当にいいのか？


殴ってやろうと思った