"去年と変わらず"悠希の言葉の意味。
私たちにしかわからないだろう。
去年の体育祭の次の日。
悠希とのデートで悠希はここに連れてきてくれた。
悠希との思いでの場所の1つ。
他にもたくさんの思いではあるが、その中の1つだ。
「愛梨」
「悠希…」
"頂上でキスしたものは永遠に結ばれる"
これがもし本当なら。
私と悠希は絶対結ばれる。
もし違っても、私は運命の相手だと、悠希を見つけ出して見せる。
頂上で交わすキスは、いつよりも熱く…幸せを感じる。
長く長く軽く、深く口づけ和交わした。
「愛梨好きだよ」
「私も…悠希好き…」
いつもの言葉。
なのにこれも、"記念日"という特別な日のおかげで、くすぐったく感じる。
悠希…。
好きです。
ずっと好き。
今日は何があっても、何を言っても、特別な日。
2人だけの大切な日。
何年も大切な日を続けようね?
悠希…大好き。
愛してる。