悠希ん家について、悠希は飲み物とお菓子を取りにいった。
私は、ベッドに座っていた。
ガチャ
「お待たせ」
悠希が戻ってきた。
「うんん。ありがとう!」
ジュースとお菓子の乗ったおぼんを受け取った。
そしてテーブルに置いた。
「…」
「愛梨?どうした?」
私が黙ってることが不思議だったらしく、声をかけてきた。
「…悠希~!」
「ん?」
「ギューッてして!」
「はっ!?」
悠希が発した。
私の言葉に相当驚いたみたい。
私は手を伸ばして待った。
「…」
「どうかしたか…?」
悠希は抱き締めてくれた。
何を言っても結局はしてくれる。
げんに抱き締めてくれたし。
「うんん。甘えたくなっただけ♪」
「そっか!」
「だめ?」
「え?」
「甘えちゃだめ?」
「…いいに決まってんだろ!
たくさん甘えろ!」
悠希はそう言うと強く抱き締めてくれた。
私も悠希を抱き締めた。