「はい。愛梨いくよー!」
郁美が言った。
「え?」
意味がわからなかったが、すぐにわかった。
「今何ヵ月だっけ?」
「えっと…あ、明日で1年!」
「「まじ?」」
3人が声を揃えていってきた。
「うん!」
私は答えた。
「まじか!」
「明日会ったりとかするの?」
「んー。まぁ毎日会ってるけどね!今日はお泊まり!明日は出掛けるみたい!」
どこに行くか分かんないけどね!
「「泊まり!?」」
またまた3人が声を揃えた。
「え?うん。」
どうしたんだろ…?
「泊まりって…え?」
郁美が支離滅裂。
「彼氏ん家に?」
康人くんが珍しく聞いてくる。
「そこまでいってんのか…」
ウッチー…?
「愛梨親には?」
郁美が言うと、みんなが頷いた。
「えーと。両方の親から公認の中だから!
よく泊まったりしてるし…夏休みとか。
彼氏の家族は私を家族同然としてくれてるし!」
伝えると皆驚いた顔をした。
「やっぱりなんか羨ましいよね!」
郁美は言った。