「今何ヵ月だっけ?」
郁美がいってきた。
後ろにウッチーと康人くんがいて言いづらい。
「えっと…まだだけど今月で1年かな?」
ちょっとためらいながらも話した。
「1年??おめでとぅ♪」
「ありがと!まぁ実際だったらもう1年たってるんだけどね!」
「え?そうなの?」
「うん」
郁美がものすごく食いついてきた。
「どうして?」
「1回別れたことがあるから!ちょっと事情があってね!」
「そうなんだ。でも長年連れ添った感じするよ!」
郁美は笑ながら言う。
「ふふっ!よく言われる!」
「相思相愛だな!」
ウッチーが入って来た。
「郁美にも言われたことある!」
「まじ?」
ウッチーと郁美はケラケラ笑ってた。
「あれ?康人くんは?」
「え?ほんとだ居ない…」
「康人?」
康人くんがその場からいなくなっていた。
呼び込みでも行ったんじゃないか
となり、私たちも持ち場に戻った。
「康人くん可哀想だね?」
郁美がボソッといってきた。
「え?なんで?」
郁美の言葉の意味がわからなかった。