「そうなんだ。私全然知らなかった!」


「でもなんで?」


悠希は突然そんなことを聞いたことが不思議らしい。


「今日ね文化祭の買い出し行ったとき、大輝と沙由にあったの♪」


「まじで?」


「うん!今度話聞かせてくれるって♪」


「楽しみだな!」


「うん♪」




今日あった出来事を話す。

それだけでも楽しいんだ。





文化祭当日。


とうとうこの日が来た。

お菓子は昨日のうちから準備ができてる。


「最高の文化祭にしよう!」

郁美とウッチー。

実行委員の声から始まった文化祭。


「愛梨、可愛い♪」


郁美が目をハートにさせながら寄ってきた。


「可愛くないよ!」


メイドのミニスカの衣装を着ている。


私の当番は前半。


「佐々木似合ってる!」


康人くんにも声をかけられた。


「ありがとう!康人くんもね!」


私は康人くんの執事姿も誉めた。



だんだんお客さんが増えてきた。


「愛梨ちゃーん!」


「…!」

呼ばれ入り口の方を見ると、沙由に大輝、悠希がいた。


「沙由、大輝、悠希♪」