「愛梨!」


「悠希♪」



帰りは駅で悠希と待ち合わせ。


悠希は最近部活が忙しいから。
私は文化祭の準備があるから。

お互いに用事があるから、逆に一緒に帰れる。



毎日毎日続いた。



「お菓子作れるようになったね!
今日は私の助けなしに作ろう!」


「「はぁい」」


私は手を出さない。
みんなは今までやって来たことを思い出しながら作り始めた。


ガラッ

「愛梨、買い出しお願いできる?」


郁美が行きなり入って来た。


「あ、うん。」


「お願いね!」


郁美は慌ただしく出ていった。


「じゃあみんな作っててね!」


みんなに言うと、家庭科室を出た。


鞄を持ち昇降口に行くと。


「あれ?康人くん?」


暮らすと下駄箱にいた男子に声をかけた。


「お。佐々木じゃん!どうした?」


康人くんだった。


「郁美に買い出し頼まれて!
康人くんは?」


「俺も!執事グループの買い出し!」


「そうなんだ!」


「一緒にいこうぜ!」


康人くんに誘われた。


「うん!そうだね!」


一緒に行くことになり、靴にはきかえ昇降口を出た。