「行こぅ!」


愛梨に手を引かれた。


「あぁ!」


海へと向かった。




「悠希!」


「え?」


バシャッ


振り返ると水をかけられた。


それを見てケラケラ笑ってる愛梨。


「やったなぁ!」


愛梨にも仕返しをした。


キャッキャはしゃぎまくった。



「お城作ろ!」


とか言って、砂で白を作ったり。

楽しく過ごした。




旅館に戻るため、着替えて
海の家で、愛梨が来るのを待った。



「お待たせ!」


愛梨が前に来た。


「じゃあ戻るか!」


「うん!」


愛梨と手を握り、歩き出した。


砂浜を旅館に向かって歩いているとき、ふと振り返った。


「…悠希?」


俺が止まって、海を見たから、愛梨が不思議そうにした。


「見てみろよ!」


「…え?」


愛梨に言い、愛梨も海を見た。


「わぁぁ…。綺麗。」


愛梨が口ずさんだ。


だって、本当に綺麗だから。


いまの時刻は夕方。


夕陽が海に映えて、ものすごく綺麗だ。