「そうなの?」


「うん!J駅からどこ行くの?」


康人くんが聞いてきた。


「南高校!」


「まじで?俺、通学路!」


「そうなの?じゃあ道案内してくれる?」


冗談半分で言うと、笑顔で答えてきた。


「もちろん!」



駅につき、康人くんが案内する方についていった。


「ここだよ!」


「ほんとだぁ!」


悠希と同じ制服の人がいっぱい。
まぁ当たり前か!


「ここに用があんの?」


康人くんが不思議そうに聞いてきた。


「うん。人を待ってるの!」


私はグランドの方を見ながら言った。


「へぇ~」

私の視線の方に気づき、康人くんもグランドの方を見た。


「あ、愛梨?」


「え?」


振り返ると、同じ中学の子がいた。


「あ!久しぶり♪」


「うん!あ、ヨッシー待ってる系?」


「うん♪」


「もうすぐ来るよ♪」


「ありがとう!バイバイ」


「バイバイ!また今度はなそうね!」


帰っていった。


「佐々木、じゃあ俺も帰るな!」


康人くんが言った。


「あ、うん!ありがとう!バイバイ!」


「おぅ。じゃあな!」


康人くんが帰っていった。