「帰るか!」


「うん、ごめんね…」


「謝る理由なんかないだろ?愛梨が心配なのは当たり前なんだから!」


「…ありがとぉ…」


やっぱり妊婦は情緒不安定だよ…。



着替えて、悠希と家に帰った。



「もう、先に愛梨は風呂入っちゃえ?大丈夫?」


「うん、ありがと」


悠希の言葉に甘えて、先にお風呂にはいることにした。



悠希に甘えてばっかだな…。





疲れたと言うことで、早めに寝ることになった。


「悠希」


「ん?」


「ありがと」


「なにが~?」


悠希は笑いながらいった。


全部にだよ。
悠希と出会えたこと。
告白してくれたこと。
付き合えたこと。
私と結婚してくれたこと。
子供ができたとこ。


数えきれないほどたくさんある。


「うんん。悠希大好きっ!」


「…愛してるよ、愛梨」


悠希にこの言葉を言われるのに弱い。
私、悠希とで会うために生まれてきたのかな?



悠希…愛してる…。




【END】