「「おめでとう!」」


「郁美…ウッチー…康人くん」




それからも、親族、友達、後輩、様々な人が挨拶に来てくれた。


披露宴が終わり、皆二次会に移ろうと移動を始めた。


「愛梨…大丈夫か?」


「…うん」


「…大輝」


「ん?」


「俺ら二次会でないから!」


「は?主役いなかったらいみねぇじゃん!」


だよね…。
やっぱり大丈夫…


「だって愛梨ちゃん具合悪そうだよ?1人の身体じゃないし疲れるんだよ…」


沙由…


「佐々木か…しかたねぇか。分かった、言っとくよ」


「サンキュー!」


「今度、お前らの新居遊びにいくからな?」


「はいはい!」


「ごめんね…ありがと!」


私はそれしか言えなかった。


「きにすんな!じゃあな!」


沙由と大輝は、最後に会場を出ていった。