「「ごちそうさま」」
立ち上がって愛梨の食器も持ってキッチンへ行った。
「あ、悠希ありがと!」
「いいんだよ!」
「…ぅ…」
愛梨がちょっとうなり、しゃがんだ。
「愛梨っ!!??」
「…大丈夫…」
「…つわり?」
「うん…あまりなかったんだけど、最近…」
愛梨のそばにしゃがみ、背中を撫でた。
「大丈夫?」
「うん…」
「疲れたろ?風呂入っちゃいなよ。俺、洗い物やっとくから」
「大丈夫だよ…!悠希にばかり迷惑かけられないし…」
「迷惑なんかじゃない。愛梨はお腹の子を育てる重大なことをやってんだから。」
「…悠希…」
「風呂入ってこい。ゆっくりしてよ!」
「ありがと…」
寝室まで着いていき、俺はキッチンへ戻った。
洗い物しちゃうか。
やっぱ…。
つわりってひどいのかな。