「なんで?……ま…さか?まさかだったりする…?」
あ…。
悠希が感づいた。
「うん。そのまさかだよっ!」
でも、実際、産んでいいのか不安になる。
だって、悠希さっきは将来のことを言ったのかもしれないし。
ほんとはおろさきゃいけないかもって不安で不安で仕方なくて…。
「愛梨…」
「悠希…」
「産んでくれるか?…てか絶対産んで!」
えっ…。
「いぃ…の?産んでも…いいの?」
「当たり前だろ?俺たちは夫婦なんだから!」
涙が溢れてきた。
そんな私を悠希は抱き締めてくれた。
「大学行きながらしっかり働く!」
「…私…迷惑じゃない?」
「もちろん。あー。最近愛梨に元気がなかったのはこの事を打ち明けるのに不安だったのか?」