「あ、悠希っ!」


校門にいる悠希のところにいった。


「愛梨」


「ちゃんといってきたよ」


「うん!俺は何があっても愛梨一筋だからな!」


「うん!ありがと♪」


「いつも拓海にからかわれんだから!」


「そうなの?」


「そー」



どんな危機が私たちを襲おうと、私は悠希と乗り越えて見せる。

悠希だから。
信用するよ。

時には不安すぎて、見失いそうなことがあっても。
悠希が私を救い出してくれる。


今度はしっかり自分自身で抜け出せるようにするね?


悠希大好きっ!

揺らいだりなんか絶対しないんだから。





だけど、人生は残酷なもので。


またしても嵐が近づいてきていた。