「悠希は私を好きでいてくれてるって…嬉しくて…嬉しい反面、不安がいっつもどこかにあって…。」


「…愛梨」


俺は愛梨の手を握った。
涙で濡れている手を。

愛梨は握り返してくれた。


「不安はいつまでも…いつでもあって…。悠希が好きなのに…悪い方にばっか考えちゃって…。もう…わかんないよ…」


愛梨…

俺は愛梨を抱き締めた。


「愛梨…不安なんか当たり前だよ…。俺だって不安になる。でも、アホだよ…俺も愛梨も…。お互い好きなのに、自分ばっかり不安になってってる。」


本当に…バカだよな。


「好き…。…悠希が好き」


愛梨…。


「愛梨…好きだよ」


愛梨にキスをした。


「ん…」


好きだから…好きすぎて、余計なことを考えてしまって。

でも、好きだからわかりあえる。


「悠希…」


「愛梨…」


「…んっ」


愛梨にキスをし続けた。

そしてベッドに押し倒した。


「愛梨…?」


「…悠希…ん」


目での会話。

キスをしながら服を脱がしにかかった。



「愛梨…愛してる…」


だから、そんな顔するな…。



愛梨とひとつになった。