「おぉ!やっぱり彼女ちゃん一筋だね!」


「愛梨も拓海に構わなくていいから!」


「え…ぁ」


はい とは言えない。
けど別に絡みたいわけでもないし。
ただ悠希の友達だから。

なんて。
みんなの前でなんて言わないけどね。


「あ、ヨッシー俺渡部と回るから、なんかあったら連絡しろよ!」


大輝は沙由と手を握って言った。
沙由は真っ赤。


「あぁわかった。楽しめよ!大輝、渡部」


「じゃぁね~!愛梨ちゃん、ヨッシー!」


「あ、うん!バイバイ。沙由、大輝」



2人は人混みの中消えていった。


「じゃあ俺はお客さんナンパでもしてこようかなっ」


真鍋くん…。


「あと10分でお前店番だからな!戻ってこいよ!」


「はいはい!」


真鍋くんは手をヒラヒラ振りながら去っていった。


「愛梨どうする?あと10分」


「10分でしょ?待ってるよ!」


「ん。わかった。」


悠希に手を引かれ教室に入った。


「ここで待ってて!」


教室のお店の窓際にある席に座らされた。
いいのかな?