「あ、佐々木。芳賀!」


康人くんとウッチーがいた。


「おつかれ!」


「惜しかったね!」


私と郁美は声をかけた。


「あぁ。芳賀ちょっといい?」


「え?うん…」


郁美は私を見ながらウッチーと出ていった。


ウッチー…?


「竜二、今日芳賀に告るんだってさ!」


「えっ!!??そうなの?」


「うん!」


「郁美も今日告白するって言ってた。」


「まじ?」


「うん」


そっか。
2人はやっぱり両思いなんだ。
よかったぁ!


「佐々木」


「うん?」


「…あのさ…」


「…」


なに?
なんだろ?


「愛梨」


「え?あ、悠希!」


「…」


「あ、ごめん。邪魔した?」


悠希は私と康人くんを見て言った。


「大丈夫だよ!ごめんね康人くん」


「大丈夫!じゃあ学校でな!話はまた今度!」


康人くん…?


「あ、うんわかった!バイバイ」


「じゃあな!」


「行くか」


「うん!」


康人くんにバイバイして、悠希の手をとり、会場を後にした。