「……あるよ」

一人暮らしの家は集まる時、絶好の場所とされる。

中学卒業時の打上げはここであった。

でも羽目は外さないし、外させない。
私は家賃を払ってない居候だ。
近所迷惑なんて絶対しない。



「……………つく」

「え?」

「ムカつくんだよ」

「ちょっ!蓮司!」


いきなりだ。
腕を掴まれたと思ったら引きずられた

そのまま部屋の奥へ。
襖を開けた先へ

寝室に入るとベッドに投げられ、そのまま上に跨がられた。


「れん…じ?何する……気?」

言葉がうまく出せない。

自由の利かない体

怒ってる蓮司

その瞳は獣の様に私を射る


―――――全てが恐い