今の蓮司はなんか違う。

それならばさっきの怖い蓮司の方がらしいと思う。
怖いけど――


部屋に入ってもずっと無言

やっと離してもらえた腕はやっぱり赤くなってた。



「蓮司こっち。座ってて」

蓮司に指示を出して飲み物を出すために台所へ。
その途中に奥への襖を閉めるのを忘れない


私が住んでるのは2Kのアパート

1つを寝室、1つをリビングとして使ってる。

寝室は流石に恥ずかしい。



「…に…………てんだよ」

「……蓮司?何か言った?」


様子がおかしい。

やっと見えた顔はさっきの比ではない程怒ってた