―――ヤバい
直感か本能か。直ぐにそう思った


蓮司はゆっくりと此方に歩を進める

「どうしても、の相手か」

目は私にだが、意識は峰君に向いてる


「これからどこ行く気だよ」

笑ってるけど笑ってない


私達まで後少し

「彼女じゃねぇ………か」





「蓮司!蓮司待って。何する気?」

慌てて前に進み出る

峰君を隠すように

「どけよ」

「蓮司!彼は関係無いでしょ」

「どけ」

「蓮司。落ち着いてよ」

怖い。今にも人を殺せそうな雰囲気をしてる