きっちりと30分待ち、蓮司達が来ない事を確認してから学校を出た


夏美に連絡すると予定変更でカラオケが始まってるらしい

峰君と並んでカラオケ店へと歩く



峰君は小学校からずっと一緒で、ずっと仲が良い。
話も盛り上がり、繁華街に入りお店まで後少しで―――




「そういう事かよ」


後ろからの声に驚いた。

地を這うような低い声

背中に刺さる鋭い視線

動けずにいた


峰君は聞こえなかったのか、急に立ち止まった私を不思議そうに見てる


「今日遊ぶのはそいつか?」

ゆっくりと振り返る。


見えた蓮司は―――とても怖かった