「黒龍……今日鈴んとこ来たぜ」


光が喋った言葉に皆がこっちを見たのが分かる。


大丈夫――

そう言うかの様に肩に置かれた手が温かく感じる



「鈴」

ずっと不機嫌オーラを出してた蓮司の声はもの凄く低い。


でも、何も話せる事は無い。
事情なら私が聞きたいぐらいだ




「………私、裏切ってないよ?」




「鈴ちゃんを疑ってる訳じゃないよ。黒龍とどんな関係なの?」

クスクス笑いながら言う翔太


『黒龍との関係は――』