side*光




脅え震える続ける鈴

黒龍と何かあったのは明白だ。

だけど話せる状態じゃ無い…



紅燕のアジト

いつもの溜まり部屋に居るのは俺と鈴だけ。
青蛇の件で動いてる今日、下の奴らもほとんど居なかった


珍しく静かな倉庫――
人が少なくて良かったのかもしれない




自分の両腕をきつく抱き締め、震え続ける鈴



そんな姿は女だと思えた。

俺の知るうざい女ではなく、守りたくなるような…そんな女に