次の日は朝から大騒ぎだった。

予想ぐらいしてた

わざと裏から登校する。
教室で逃げ場は無いけど、ただの悪足掻き



遠巻きに見る人――
ヒソヒソと話す人――
大胆に見てくれる人――
きっと陰口も有るんだろう。

「鈴ちゃ~ん!お話、あるよね~」

はっきりと。そして嫌みに訊く人物
―――勿論夏美だ。


「分かってるよ。場所変えよ」








「なるほどねぇ~」

「黙っててごめんね?」


澄み渡った青空が広がる屋上

初めて来た此処はとても気持ちが良く、空を眺めながら紅燕との関係を話した


「まぁ…びっくりが一番だわ」