すぐに鞄を置いて下に戻ると光がまた声をかけてくれた。


隣には

「ちわっす鈴さん。俺、純<ジュン>って言います」

純と名乗る、原色で染めたんじゃないかって程の――緑髪









「絶対こっちだって。純単純だろ」

「赤が映えますって。ほらっ蓮司さんみたいに格好良く。ですよね、鈴さん」

「蓮司みたいにはならないよ。赤反対」



嫌悪の目を向けない光は―――意外にも私と気が合った。
好みや感覚がモロ一致


「そんなぁ~」

3人での会話はもはや多数決状態となった