蓮司の向かった先、扉の奥にあった受付けで追い付けた。


カチッと制服を着こなしたお兄さんは、蓮司の髪色にも驚くことなく、淡々と仕事をこなしてる


「此方がお部屋の鍵になります」


外観内装どちらも素敵で綺麗で……正直お値段が気になった。

なのに誰も口にしない。

もしかしたら後払いなのか…

鍵を受け取り、さっさと歩き始めた蓮司の服を思わず掴んでしまった。


そのまま一緒に乗り込んでしまったエレベーター



そこでまた驚いたボタンの数…

高所恐怖症では無いが、最上階となったら一体どれ程の高さになるんだろう……


蓮司はその中から迷い無く5のボタンを押した。