「タツとも気まずくなって私は……私だけ叔母さんの元に引き取られた」

遠く離れたのに、直ぐにまた此方に帰ってきたてしまった。


「それから黒龍とも、タツとも、カズとも関わり無くて……」

忘れたくない大切な思い出なのに


「何でだろう。記憶からどんどん薄れていった」




「「「「「………」」」」」



「これが、今まで話せなかった事」



ずっと静かに聞いてくれた皆を見回し、笑いながら言う。


特に蓮司の表情からは何も読み取れない








でも、話は終わりじゃない。