問題は次の日。つまり今日だ。


鈴の見張りの奴からの一番の連絡が、電車に乗っていくと。

かなりのお洒落をして……


電車に新幹線を乗り継ぎ……そこから先の情報が途絶えた。

言い様のない不安に焦燥




パソコンを駆使していた翔太が鈴を見つけた時には駆け出していた。


鈴が向かった先―――黒龍へ。



1人で行くのは無謀だ。

それでも。
アイツに渡したくなかった。

それが鈴の望みだとしても…だ。





黒龍のアジトにはアイツ――妹尾和也は居なかった。鈴の姿も。

そして幹部の奴等が立ち塞がる


間違い無く、鈴は今も此処に居る。