大家さんから離れ、歩いて近くの公園へ向かう


家には入れれない。
そう、ちゃんと分かってくれてる

それに、何故だか翔太の傍は安心する



「今日、黒龍に行ったんだって?」

「……うん」

「そっか。…目がだいぶ腫れてるね」

目元に触れた手は思ったよりも冷たく、気持ちいい


「紅燕に戻って来る気は無いの?」

「それはっ」

「いきなりだよ。どうして急にそんな変わったの?」

「………翔太。……全部終わるまで話せないの。終わったら、話すから。皆に、…聞いて欲しいの」