――――――――
――――――
――――

結局、家に着いたのは夜


疲れてるのに、私の足はアパートを前にして止まった。



そりゃそうだよね……

私に用があったら家を張れば良い。


そう。アパートの前にはバイク

暗くて良く見えないが数は1台。
近くに人影は無いけど…


もしかしてこのまま逃げれる?



「あらっ!鈴ちゃんお帰り。格好いい男の子来てるわよ~。寒いから家に上がって貰ってたの」

そんな甘い考えを打ち破ったのは大家さんで…

嬉しそうな大家さんはとんでもない事を言ってくれた。


後から出てきたのは


「………翔太」

「お帰り。ちょっと話そうか」