泣いたら少しすっきりした。


身体のだるさを感じながら、更に扉をくぐり、そのまま階段をゆっくり降りる

どうして熱を出すと、人が恋しくなるんだろうか…



数段を残した所で階段に腰を下ろす。

いつでも賑やかなこっちは、今日も煩い程に賑やかで。


壁に身体を預けながら、その音を遠くに感じる。

バイクの音に、少し口の悪い男の人の声…高い天井に響く音は、とても馴染み深く懐かしい




「鈴さん!何でそんな所居るんすかっ」


前を見ると、3人の兄さん達が凄い慌ててた…


とりあえず笑っとく。