―――――――
―――――
―――

夢を見た気がした。

風邪を引いた時、布団を掛けて貰った…優しい記憶




頬を伝う涙を拭いながら身体を起こす。

うん。夢だった…
喉が渇き、床に足を着けた。



違う。夢だけじゃない……


もう、違和感無い空間になってしまった

私が居るのは、紅燕アジトにある2階の部屋

私が着てるのは、何度かお世話になった誰かのスウェット




私、………いつ此処に来たっけ?