「風邪ね。少し休んでから今日は帰りなさい」

保健室に着いて直ぐの診察結果


風邪なんて、何年ぶりだろう。

前に引いたのは…何年前だったかな…


「じゃあ、私戻るわ。後で荷物持ってくるから」

「ごめんね、よろしく」


夏美が戻って行くのを見ながら、眠りに着いた







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チャイムの音で目が覚めた。

体は更に重くなったが、頭は幾らかはっきりしてる


カーテンを開け、ベッドから降りると先生は居なかった。

時計は、最終授業の始めを指している。


ふと、枕元に通学鞄が有るのに気付いた。