さっきより幾分長かったキス


顔を真っ赤にし、俯く鈴を腕の中に収めた

今度も嫌がる素振りは無い。


顔を俯かせたまま、素直に体を俺に預ける。

強く抱きたいが、さっきの話がまた頭をよぎった。


痣だらけの身体――

きっと今も痛いはずだ。

動くと少しぎこちない時がある


「悪かった………ずっと紅燕に居ろ。鈴の居場所は此処だ」

「………」