――――パタンッ



無駄に響いた扉の音

それと同時に溢れた涙は止まることなく頬を濡らし続けた


部屋の中から凄い音がしたが、今の私には構える余裕も無く

ただただ、自分が今閉めた扉が開かない事を願っていた………







それから少しして、下に向かった

いつまでもあの場で泣き続ける訳にはいかない。

下の兄さん達は、私の態度に異変を感じたのか、幸いにも声を掛けてはこなかった。



もう私の定番になってしまった、外の喫煙所

いつもの席に座り、だいぶ落ち着いた頭で、さっきの事を思い出す