美味しいものを食べ楽しく喋り、日も暮れきった頃、遂に暴走が始まった。

私は蓮司と車



最初の暴走と同じく、車内で蓮司は全く喋らず、全く私を気にする事もなかった。

暖かい車内から周りのバイクを見て

近くにパトカーのサイレンを感じて









倉庫に着いた時、中は静かだった


パトカーに追いかけられて皆散り散りになっていく

なのに私達が乗ってた車はスピードを変えることなく、道を変えることなく一直線に帰ってこれた。


「私、ここで皆待ってるね」

車を降り、無言のまま階段へ向かう蓮司

その背中に声を掛けた。

勿論返事は無かったけど…